親知らずが痛い

親知らずを抜くときも、無痛にすることが可能です

「一番奥歯が、この間から痛い。もしかして親知らずの虫歯かな？」という患者様が多くいらっしゃいます。
「親知らず」は、いつごろ生えてくるかご存知ですか？「親知らず」は「18歳臼歯」とも言われ、その名のとおり18～20歳に生えてきます。その年齢で生えてくる歯なので、親は知ることがないので、「親知らず」といいます。
一番奥に生える「親知らず」は、歯ブラシが行き届かず、どうしても虫歯や歯周病になりやすい歯です。また、現代人は柔らかいものを多く食べているため、あごへの刺激が少なく＝あごの大きさが小さく、生えるスペースが足らないことにより「親知らず」がまっすぐ生えてこないケースが多く見受けられます。
七里ファミリー歯科・矯正歯科では、年齢や歯の状況を診て、総合的に診断・治療いたします。また当院には、大学付属病院口腔外科に所属している歯科医師も在籍しております。 ⇒嶋田先生のご紹介

そもそも「親知らず」って？

「親しらず」とは、第三大臼歯のことで、智歯（ちし）とも言われます。６歳臼歯は親がまだ子供の口の中を把握していますが、さすがに２０歳前後に生えてくる歯を親が知らないままなので「親知らず」と呼ばれる所以です。

親知らずの治療の流れ

そんな「親知らず」を、そもそも抜くべきか？抜かないべきか？がわからないという方が多いのでは？
七里ファミリー歯科・矯正歯科では、「親知らず」が抜歯になる場合でも「無痛治療」を行っています。
心配事は気兼ねなくお話くださいませ。

STEP1「親知らず」の状態を確認する

問診、触診、レントゲン撮影をして、親知らずの状態を詳しく検査して状態を把握し、患者様にわかりやすく説明します。当院ではCTを完備しているため、より正確な位置・状態の把握が可能です。
お痛みがある場合は、まずその痛みを取り除くことを最優先に致します。洗浄や消毒を行い、抗生剤を処方いたします。

お痛みがある場合は、まずその痛みを取り除くことを最優先に致します。洗浄や消毒を行い、抗生剤を処方いたします。安全のため、初診日当日の抜歯は基本的に行っておりません。

STEP2 抜歯

腫れや炎症がなくなった時点で、抜歯を行います。歯を抜きますので痛みを伴いますので出来るだけ痛みの少ない「無痛麻酔」をします。所要時間は、通常抜歯は30分程度で終わりますが、埋まっている親知らずの場合は1時間くらいかかります。

STEP3 抜歯後の消毒と確認

抜歯した翌日～一週間後に、抜歯した部分の消毒と治癒の確認をします。また、術後１ヵ月後にも治療の状態を確認します。

STEP4 抜糸

糸で縫い合わせが必要だった方は、抜歯して約1週間～10日後に「抜糸」をして、治療終了です。

親知らずのよくある質問

親知らずは抜いたほうがいい？

その人その人によって状況は違います。ケースバイケースです。

:: 抜かなくていいケース ::

痛みがない、まっすぐ生え、歯茎に被っていなく、噛み合っている場合は抜かなくて大丈夫です。

:: 抜いたほうがいいケース ::

噛み合う歯がない場合や、歯並びに影響がでる場合、食べ物が挟まりやすく、親知らずの前の歯が虫歯になりやすいときなどは、抜くことお勧めします。親知らずの前の歯が横から虫歯になると、神経までの距離も近く非常に予後が悪い状態になることが多いです。

その人その人によって状況は違います。親知らずの状態や噛み合わせの状態を詳しく拝見し、最も良い方法をご提案させて頂きますので、七里ファミリー歯科・矯正歯科にお気軽にご相談くださいませ。

親知らずを抜くのにいいタイミングはありますか？

腫れる事がありますので、時間的・精神的に余裕のあるとき、重要な予定がしばらくないような時を見計らって抜くと良いかと思います。

3本の親知らずを同時に抜きたいのですが、できますか？

2回ないしは3回に分けて抜歯を行うことをお勧め致します。理由としては、下の親知らずを抜いた場合は腫れることが多く、左右同時に抜歯すると食事に差し支える可能性があるからです。通院の回数を減らしたい場合は、1回目で右側の上下抜歯、2回目に左側というように左右分けて抜歯することをおススメします。

完全に埋まっている親知らずはどう抜歯するのですか？

腫れや痛みがなく、将来正常に生えてくる可能性が高い場合、親知らずの歯が骨や歯肉の中に潜り込んでいる場合は、抜かなくても大丈夫なこともあります。埋まっていても、前の歯を押して痛みを感じる場合は歯茎を切開して埋まっている歯をいくつかに分割して抜歯します。

どれくらい腫れますか？痛みや腫れが心配です。

抜歯後は、しばらく出血するケースもあります。「かさぶた」の状態になるまでは、血が出やすいので、飲酒や激しい運動、長時間入浴などの血行が良くなることは控えてください。もし血が出てくるようならば、清潔なガーゼなどを咬んで止血します。ガーゼに少量の血がつく程度や唾液に血が少しまざる位の出血は正常ですので、安心してください。腫れは、体の刺激に対する正常な反応で、抜歯後2日くらいで収まってきます。痛みは、1～3日間ほど続く場合が多いですが、痛みは個人差があり「あまり痛くなかった」という方もいます。「痛み止め」の処方も致しますので、どうぞご安心ください。