歯科医師(矯正医担当) 三村 千春
気になっているのに相談しないままで「あのとき、矯正しておけばよかった」というのが一番つらいですよね。
相談は何回でも無料ですので、ぜひ気兼ねせずにご相談ください。
- 先生は月何回いらしているんですか?
- 月4回です。
隔週で水曜に1回、土曜日に1回来ています。
- 矯正のプロフェッショナルですね。
-
矯正の博士号を持っています。
七里ファミリー歯科矯正歯科は、オープニングスタッフとして入らせていただきました。
院長先生は私たちにも気を遣ってくださるので、スタッフも期待に応えて、お互いにサポートできていますね。
あと、スタッフの皆さんはお話が上手なので、私自身も困ったことがあってもすぐに聞くことができます。
- 矯正を深堀りするぞ!って感じですか?
- はい!たくさん臨床やりたいなという感じです。
- 歯科大で学んでいく中で、矯正の先生の道を選んだ理由を教えてください。
-
研修医のときには、いろいろな科を回りましたが、矯正が一番変化を楽しめたのです。
もともと歯列矯正には興味がありました。
昔の友達で歯並びが良くなかった子がて「こういう子達の治療って何かあるかな?」と当時は漠然と思っていました。
研修医になって、一般・矯正・麻酔・口腔外科といろいろ見て、歯科矯正に触れて、治療して、やりがいがありそうだなと思い、矯正の道に踏み出しました。
- 面白いですか?
-
とても面白いです!
実は学生のころは苦手だったんですけれど(笑)、治療はすごく楽しいです。
- 得意な矯正は?
-
小児矯正ですね。
ここは、小学校も近いですし、スタッフがハッピー歯みがき教室で幼稚園や保育園に伺っているのでお子さんは多いですね。
- お母さんに認識してほしい、お勧めの矯正の年齢は?
-
お口の中で矯正の装置がセットできるのが7~8歳なので、その頃ですね。
無料相談をやっているので、こちらで矯正開始時期の相談ができます。
永久歯が上下4本ずつ生えてきたときにわかることですが、乳歯の時点で、隙間のない歯並びの場合は「この子、矯正するかも」と念頭に置くだけでも違うと思います。
- 乳歯の段階で「うちの子歯並びいい」っていうのはダメなんですか?
-
乳歯の段階で隙間がないと、永久歯が並びきれません。
後から生えてくる乳歯より大きな永久歯が並ぶスペースがないので、デコボコした歯並びになる可能性が高いのです。アゴを拡げる方法があります。
骨をコントロールできるのが、上あごは10歳、下あごは中学生前半までです。
アゴのバランスを「セファロ」という矯正には欠かせないレントゲン撮影機で撮って確認します。
矯正治療をする上で、歯だけでなく、アゴの骨にアタックしなくてはならないお子さんはどうしてもいらっしゃるので、そのアタックを考えると小学校高学年までには矯正治療を開始された方がいいと思います。
- 気にしているお母さんたちもいると思います。七里ファミリー歯科矯正歯科では、ハッピー歯磨き教室をやっていると聞いたのですが、そのときに聞けますか?
-
はい、その際にスタッフに矯正無料相談の声かけしてをしていただければと思います。
教室は金曜日なので私はいませんが、スタッフがつなげてくれます。
2~3歳から心配しているお母さんは、半年に一回くらいの頻度で私の方で無料相談をさせていただいておりますので、何度でもお口の中を診させていただければアドバイスができると思います。
- 子供のアゴは小さくなっているんでしょうか?
-
なっていると思います。
かなりアゴがシャープですよね、歯が並びきりません。
例えるならば、軽自動車を停めるところに、ダンプカーを停める感じです。
お顔が小さくていいなと思いますが、それによって物理的なしわ寄せが歯にきています。
今は、歯がキレイに並んでいる子の方が少ないですよね。
不正咬合はいつまでもなくならないと思います。
- 大人の女性・・・OLや中高校生・・の矯正についても、相談はOKですか?
-
はい、もちろんです。
同じ女性なので、どういう風に日ごろ過ごしていきたいか?などそういう気持ちは共有できると思います。
たとえば、白いワイヤーがいいとか、ギラついた装置はイヤだとか・・。
もちろん歯の噛み合わせ次第で、使える装置、使えない装置は出てきますが、なるべくなら「目立たないように」などご本人の希望に沿うようにしています。
ゴムの色もいろいろ選べます、小児の患者さんはトロピカルカラーを選ぶ子も多いです。
あと、女性は女性に口の中を見られる方が安心すると思うんですね。
女の人は体調の変化も大きいので「こういうときにはこういうのは避けてほしい」などの話が理解できるので、相談しやすいと思います。
- 年配の方、シニア層での矯正も増えているそうですが、どう思います?
-
結構いらっしゃいます。
30代以上になると歯周病の問題が出てくるので、治療前からの管理が必要です。
動かす骨があるのかどうか?と、骨の状態も考えなくてはなりません。
それと、詰め物や被せ物が年齢を重ねると増えてきます。
天然歯じゃないと装置も外れやすかったり、トラブルを抱えやすいこともあります。
患者さんに合わせて使用する装置を変えながら、慎重に治療を進めていきます。
50代、60代の方もいらっしゃいますよ。
- 一般歯科の先生の矯正と、矯正を専門とする先生の矯正って違うんでしょうか?その所以を教えてほしいです。患者さん的にはなんとなく専門医の方がいいと思うんですが、その根拠がわからないんです。
-
矯正を専門とするドクターは、一般歯科の勉強に加えて、大学に残って、模型のとり方をはじめ基礎から勉強しています。
分析の仕方だったり、いろんな分析項目を踏まえた上で、どこをチョイスして治療に活かしていくか?という判断をします。
その判断基準は、師事した先生方の厳しい指導もありましたが、先生方のご助言をいただいて、さらに自分でどう活かすか?という環境で勉強してきました。
とても大切なことだったと思います。
矯正を深く勉強をした方にお任せすることが安心かと思います。
- マウスピース矯正ってどうなんですか?
-
矯正を学んできたからこそ、どんな先生でもできるとは思っていません。
片手間でできるものではないです。
マウスピース矯正は、適応できる症例と適応できない症例があります。
患者さんがきちんと装置を使わないと治らないんですね。
患者さんと、私たちの信頼関係が非常に重要です。
- 舌側矯正はAKBの指原さんがやっていましたが、どうなのでしょう?
-
矯正の器具を見せたくないという患者さんのニーズには応えていると思います。
口内炎ができやすい、歯が磨きにくいなどの患者さんの負担もあるので、治療開始にあたって覚悟が必要です。
- 最後に患者さんにメッセージをお願いします。
-
気になっているのに相談しないままで「あのとき、矯正しておけばよかった」というのが一番つらいですよね。
相談は何回でも無料ですので、ぜひ気兼ねせずにご相談ください。