2017.12.18
本日、ふとテレビに目をやると口腔分野の話題が取り上げられていました。
『誤嚥性肺炎による胃瘻・腸瘻』です。
脳梗塞や胃の疾患などにより口から食事をとることが出来ない方は生活の質が短期間でも急激に落ちます。当たり前に出来ていた食事を口からはもう食べられないという生活になってしまうからです。
その問題点を解決する医師として歯科医師を中心にしたチームが紹介されていました。
(↑歯科衛生士の仕事にはやりがいのある、無限の可能性が訪問歯科や病院歯科診療にはあると本当に感じます)
私も歯科医師として訪問歯科診療を行っていますと
・口腔ケア
・口腔乾燥
・誤嚥性肺炎
・摂食・嚥下障害
と外来診療とは別の観点からも患者さんを拝見しています。
リハビリ医学講座教授の先生が
一流のお店に行って料理が出てきて『うまいっ!』と食べる。それと同じものを横において全てミキサーにかけて食べれば同じカロリーと栄養素はとれる。あなたはどちらがいいですか?
と、記者に問いかけていました。
単に栄養ではない〝食べる″ということは
-特別な人間の楽しみ-
と、毎日食事を楽しく食べられる事に幸せと感謝の気持ちを強く感じます。
この気持ちは食べられなく『なってから』感じることであり、日々忘れてしまいがちな事ではないでしょうか。
外来診療でも、目の前にいる患者さんの今ある問題点が何年か何十年か先に大きな問題点を引き起こす引き金にならないか本当によく考えて説明し診療する事の大事さを訪問歯科診療から学びます。
歯科医師で良かったと感じれるニュースを目にして明日からの診療も頑張れます!
今年もあとわずかですが良い年で終われるようスタッフ一同と診療にあたりたいと思います、よろしくお願い致します。
歯科医師 山崎