2018.05.19
歯科医師の山崎です。
先週の土日、昨日金曜診療後に勉強会へ参加してきました。
先週末は咬合・審美補綴を学びに参加中のSJCD年間コース2回目
『歯周外科』です。
歯科の二大疾患である虫歯と歯周病。
歯周病は軽度な症状のうちに適切な対応が取られればまだ治癒させる事は可能です。
難しいのが中等度から重度の歯周病です。
歯の支えとなる歯槽骨の破壊が起きると基本的には元には戻りません。
歯科治療において、この歯周病による口腔内の炎症をコントロールして落ち着かせる事が出来てからが始まりです。
またその治療を成功させるには
歯科医師×歯科衛生士×患者さん
の全ての力が上手く噛み合わなければいけません。
特に歯科衛生士と患者さんの関係が非常に重要と考えられております。
セミナーでは歯科衛生士も業務の中心として行っているスケーリング(歯周病の原因の一つである歯石の除去)の基礎から学びました。
先程お話ししたように軽度の歯周病は初期治療がしっかりと行われると治癒をしますが、再度治りを評価しても治りが得られない場合には歯科医師による外科治療を行い徹底した歯周病の原因を除去します。
この処置により患者さんが『自身でケア出来る環境』にする事で症状の進行を止める事が出来ます。
しかし全てが患者さんのケアだけで十分に安定した環境を維持するようには出来ない事もあり、歯科治療後も衛生士と患者さんが中心となり『メインテナンス』を継続していかなければいけません。
今回は基本的な歯周病治療についてのブログ内容となりましたが、患者さんが生涯ご自身の歯で生活が出来るように当院がよいパートナーとなれればと願いスタッフと切磋琢磨していこうと思います。
昨日の夕方は、七里ファミリー歯科でも共に診療を行う父と渋谷区歯科医師会主催の勉強会へ参加しました。年間コース受講中のSJCD会長の山﨑長郎先生のご講演とあり、刺激的な時間を過ごす事が出来ました。
父と共に山﨑先生とお会いする機会などなかなかないため、強引に写真撮影をして大変満足です!(全員、山﨑!!)
毎日の仕事の奥深さを感じさせてくれる先輩歯科医師の父や山﨑先生に感謝し来週も頑張って診療に向き合っていこうと思います。